コンタクトの知識~含水率~
2021.08.19更新

含水率とは

含水率とは、コンタクトレンズが含む水分の割合のことです。一般的に2週間使い捨てコンタクトは1日使い捨てコンタクトより含水率が低いです。

含水率が高い場合のメリット
酸素透過率が高くなり、酸素が角膜(黒目)に届きやすくなる。
※厚みを統一した場合。
コンタクトレンズが水分を多く含む為、レンズが目になじみ易く、つけたてはゴロゴロしにくい。

含水率が高いコンタクトレンズは目が乾きやすい!

含水率が高いコンタクトレンズは目が乾きやすい!

上記の特徴の反面、含水率が高いコンタクトレンズは目が乾きやすくなります。
これは、コンタクトレンズ自体が水分を必要として、レンズが涙を吸収してしまうためです。「含水率が高い=ずっと目が潤っている」というワケではありません。

ですので目が乾燥しやすい方は含水率の低いコンタクトがオススメです。涙の量が多い方長時間コンタクトレンズを装着しない方初めてコンタクトを使用する方には含水率の高いコンタクトレンズでも良いでしょう。

2週間使い捨てコンタクトで乾きにくいのは?

例えばソフレンズ38があります。含水率が38.6%の低含水レンズなので、ドライアイになりづらいですよ。
また、アキュビューオアシスもおすすめです。着用するだけで紫外線をカットしてくれる素材を使用しています。

1日使い捨てコンタクトで乾きにくいのは?

1日使い捨てコンタクトで乾きにくいのは?少し前まで、日本で売られているワンデータイプのコンタクトレンズは高含水のものばかりでした。しかし、各社の研究開発により、徐々に低含水のコンタクトも発売されるようになってきました。

含水率はそこまで低くありませんが、評判が良いのは
バイオメディックスワンデー(日本販売名:ワンデーアクエア)です。含水率は55%ですが、うるおいを感じる装用感にファンの多い商品です。

ワンデーアキュビュートゥルーアイ(含水率46%)のように新素材「シリコーンハイドロゲル」を使用することにより、水分の助けを借りなくても酸素を透過させることができるものもあります。
こちらは中心圧0.085mmで少し厚みがあるため、装用時に若干の違和感があるかもしれませんが、慣れれば快適に使用できます。